冒険の春

今日は、病院にくるなり「い」と口を横に少しだけのばして「く」と唇を少し突き出した。しっかりした動きではないけど、きっと、この程度で伝わるはずだという省エネアプローチだ。まぁ、それでも、たしかにぼくには通じたね。もうベッド生活8年目だから、ここらへんの使い分けは、プロだ。

ぼくの薄手のジャンパーを着せて、外へでた。気持ちがいい。風は少しつめたいど、そよ風で、寒いほどではない。そして日差しがやわらかく、暖かだ。いつもの公園で、空を見上げると、コブシが「もうぼくらの出番はそろそろ終わりだ、次は君たちの番だぜ」と言いながら、桜にバトンを渡していた。

風が少し強くなって、デイルームにもどった。いつもの目の前の桜は、いよいよ咲き始めていた。妻は桜をひとりじめにした。

と思っていたら、いたずらヒヨドリがつがいでやってきた。やつらは、さくらを食べている。いや、さくらの蜜を吸っているようだ。気の長い食事だけど、この終わることのない甘美な食事はたまらないだろう。この短い一時だけの贅沢だ。

妻は、ただただ、さくらと青空を眺めている。
来週は、我が家の前の桜並木も満開だろう。いよいよ、お出かけの時期がやってきた。来週は、我が家で花見を楽しんで、そして、23日はライブへ行こう。中野サンプラザの最前列で、Stardust Revueを見に行こう!いつも、最後までみれないけど、今年はトライしてみようか?3時間のライブはお尻が痛いぜ!やってみるか?「う」・・・Oh yeh!やる気満々!これこそ人生さ。

人生には挑戦と冒険が必要なんだ。それを妻は知っているんだろう。さくらを見ながらの決断、お見事!
要さんのエンドレスシャウトを浴びにいこう!Oh yeh!


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