がんばりましょう

病室をひっこして1ヶ月が経った。このひと月、毎日熱発している。そして目があかない。3階から2階にひっこしただけなので、環境についてはまったく心配していなかった。2階のデイルームが広いので、そこに行きやすくなると都合がいいくらいに思っていた。ところが、まったく環境がちがう。コンクリートで出来たビルというのは、階数によって、湿度の状態がちがうようだ。3階ではかんじていなかった湿度が2階にはある。そして、病室のクーラーの調子がわるいのか?あるいは、この湿度との兼ね合いなのか、室内温度が高い。クーラーをつよく設定しても、その状態はかわらない。たぶん、この状況により、体温調節がへたくそな妻は、毎日、熱がでる。

昨日は、37.7度、 今日は、37.8度、目はほとんどあかないのだけど、来た時だけは「あぁ、来たのね」と一瞬目をあけて挨拶をくれる。この体温だと、動きたくはないだろうけど、ぼくがいる間だけでも、車椅子にのせて、廊下にでよう。

そう、部屋の中より、廊下のほうが涼しいのだ。今日は、デイルームでテレビの音声だけをききながら、クーラーの風がくる場所を選んでしばらくゆっくりしていよう。

この2階は、車椅子の台数がすくない。というか、背もたれがあって、リクライニングできるタイプの車椅子の数が少ない。きっと、3階にいる人よりあるていど、状態がいい人たちがいるように感じる。昨日は、夏祭りイベントがあり、みなが車椅子にのっていたので、車椅子がなかった。熱があったので、お祭りイベントに参加するつもりはなかったけど、この部屋からすこしでも出たかったので、許可をいただき、ベッドごと廊下にだした。

30分ほど廊下で涼んでいたら、車椅子がもどってきた。すかさず、車椅子をゲットして、ベッドは部屋の中にもどした。気管切開をしているので、吸引するときに、ベッドごと毎回移動するのはもうしわけないので、やはり、車椅子が必要だ。

こんなに、目があかない日々をすごすのは、とても久しぶりだ。昔のことを思い出す。病院に来ても、一人でいっぽうてきに、シャドーボクシングのように会話を投げかける日々を思い出す。体力が消耗してきているようで、心配であるが、ここは乗り越えなくてはいけない。

病室の移動を相談しようとはおもうが、そう簡単に、ベッドがあいているわけではない。それにしても、毎日、熱発しているのは、ほんとうに大変だろう。ぼくが来たときだけでも、すこしでも涼しい環境にいるようにしよう。

こんなときに思い出すフレーズがある。最初の病院から早く出て行くように言われたときの言葉だ。「西嶋さん、人間は発熱では死なないんだよ」・・・毎日、8度の熱がでているのに、これが病状が安定しているといえるのか?なぜ、この状態ですぐに他の病院に転院しなくてはならいのか?と、質問したときの答えである。なるほど、そうか。

発熱がつづけば、がん細胞が死んでいく。いいこともあるだろう。こんなことくらいで、くたばるわけにはいかない。夜になれば、病室の温度もさがる。今日は、デイルームにしばらくいよう。


がんばりましょう」への1件のフィードバック

  1. 岩井眞知子

    お部屋の環境について、同室の患者さんやそのご家族はどう過ごされていますか?
    奥様にとっては過酷ですね。素人考えですが、肺に炎症や水が溜まったりしていなければ良いのですが。体温調節ができていない時に他に発症しつつあるものが見過ごされなければ良いのですが。発熱の原因が体温調節によるものでしたら空調の良い部屋に早く変えて頂けると良いですね。すぐに無理なら日中だけでも扇風機を貸していただけると良いですね。
    どうぞ どうぞ お大事にしてください

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