月別アーカイブ: 2015年4月

もっといけるだろう? それでいいの?

今日はちょっと熱があったが、横向マッサージをしながら、背中にこもった熱をとり、団扇で背中に風を送り込んだり、頭をあおいで冷やしたりと、ほんの15分程度で37度になった。よし、これで車椅子にものれるだろうと、早速、車椅子にのって外にでた。一階の売店で「アイスたべる?」と訊ねると、目を閉じたまま<う>とした。かっこいい。ゴッドファーザーのマーロンブランドの指示の仕方とイメージは同じだ。

ところがアイスは、一口だけ自分から口をあけたけど、あとはいらないと首をふる。おかげさまで110g (244kcal)は、ぼくの脂肪に蓄えることになった。きっと、今日は今ひとつ調子が上がらないから、嚥下に不安を抱えているのかもしれない。

木陰で爽やかな風に吹かれながら爪を切ってから、指談の練習をした。しばらく練習をサボっていたから、妻は「へー」というような顔をした。この「へー」は、「へー、まだ諦めてないんだ。びっくりー、がんばってねー。」というような意味での「へー」だ。 続きを読む

Daydream Believer

今日は朝からヘアカット。あら、出だしからまちがっていて、昨日のこととなっていた。夏にむかってベリーショートと思ったのだが、妻の顔には「あまり切るなよ」と書いてあったから、短めでお願いします!と元気良くつたえた。一瞬ジロリと見られたが、ここは振り切った。

妻は15年前に癌をやって、抗がん剤でハゲつるりんになり、そこを乗り越えてから、一度も髪の毛を切らなかった。それほど、髪の毛が愛おしかったということを知っている。しかし、この病気で倒れてから、ぼくは髪の毛が長いことは、本人にもあぶないし、ケアする側にも負担が大きいと思って、思い切って短くした。

最初は、とても悩んだ。短かくすると、きっと嫌がると思っていたから。しかし、トータルをプロデュースする立場で考えれば、今は、短くするべきだと思っているから、ちゃんと身も元で説明をしてから切った。・・・しかし、今や<ジロリ>である。「ハイ、短めでお願いします!」<ジロリ>・・・やはり「うぅっ」っとなる。 続きを読む

お出かけ報告と、アイス記念日

一昨日は今年初めての妻のお出かけ白雪姫だった。行き先は、お優さんの指筆談勉強会。快晴の爽やかな日にお出かけなので、一つ心配は、外が暖かだから、発熱していないか?が心配だった。ところが、病院に行ってみると妻は低体温だった。大丈夫?とたずねると、当然、お優さんのところへ行きたい妻は「う」と口を尖らせた。

車の中でしばらくは目を開けていたけど、低体温で疲れ気味なのか、目を閉じてしまった。大丈夫かなぁ・・・と、今年はじめてのお出かけなので、ぼく自身も緊張していた。

会場に着いたら、体当たり白雪姫の方々が、寄ってたかって妻を抱きかかえ、階段をあげてくれた。到着するまで、さて、さて、会場の階段は大丈夫かな?と心配していたけど、心配している間もなくエッサホイサと気がつけば会場の中にいた。 続きを読む

欲望

今日は7度2分と少しお熱があるけど、やる気のある目をしていた。なので端座位はしっかりとしたけど、20分もすると疲れて目を閉じてしまったので、そこで終了。そのあとは、フィギュアスケートのエキシビジョンタイムとなった。この人、やっぱりテレビタイムになるとパッチリと目が開く。人間のモチベーションというものは、とても正直なものだと感心する。

たとえば、今日のスタバのアイスラテは、2回口をあけたけど、3回目は拒否された。それには、やっぱりちゃんとした理由がある。今日はがんばって駅前のスタバでアイスラテのトールを購入してもってきたけど、病院に着いたころには、氷が溶けて、水っぽくて、あの美味しさはなくなっていた。ようするに<あ、スタバだ!美味しそう・・・・って思ったのに、水っぽいのね。まぁ、2口くらいは飲んであげるけど、3口はいらないわ>・・・と、こういう感じだった。やっぱりモチベーションは、味に左右されるのだ。 続きを読む

トリガー探し

いろいろな時期がある。ここ1年近く、コーヒーを飲みたくないと口をとじ、首を横に動かし避けることが多かった。しばらく、続いたから、あまりコーヒーを持ってこなくなっていた。先日、スタバを持ってきたら、口を大きくあけた。飲むといっても、1滴づつだ。誤嚥の可能性があるから、本人もそれが怖くて、飲みたくないと言っていたのだろうから、とにかく1滴づつ。ところが、昨日は、ドトールで、口を自分から2回あけた。今日はスタバで4回口をあけて受け入れた。スタバの勝ち。

やっぱり、こっちのほうがお好きなようだ。確かに、お気に入りの味のほうが行動につながる。スタバを買うのは、スケジュールに余裕がないと、寄ってこれないんだよなぁ。はい、努力します。

今日は、端座位30分。ベッドにもどり、DVDタイムとしたけど「まれ」を一週間分と思ってスタートしたら、目があかない。あれ?端座位で疲れたのはわかるけど、いつもDVDを見るとすぐお目々パッチリとなるのに、今日は、気分が違うのかな?

試しに、ごぎげん笑劇団のDVDに変えたら、目がスッと開いてみはじめた(笑)やっぱり、気分とかあるものね。たしかに、それはある。ロックをガツンと聴きたいときもあれば、ウォンウィンツアァンのピアノのような瞑想をしたくなるような音楽の中にいたい時もある。今日は笑劇団の気分だったようだ。そのあと、加山雄三のファミリーヒストリー、そして今は「美女となんちゃら〜」っていうドラマを見ている。結局、テレビ好きなんだな。

好きなものでも、トリガーが必要なんだ。何かが引き金になって、奥底に眠っている記憶が呼び起こされる時があるけど、あんな、キッカケがあるかないかで、人の気分は随分違うものになるのだ。
そんなトリガーを見つけられればいいな。コーヒーのトリガーはスタバのようだけど、これが毎日だと、また違う。人間ってのは、そういうものだ。日々、このトリガー探しをしているんだけど、アタリがくると、楽しいんだよなー。釣りの楽しみってこんな感じなのかな。

あれ?天井を眺めていると思ったら、ドラマが終わっていた。

何がほしいの?

マーケティングというのは、時代によって変わってきていることは肌で感じる。その急激な変化は、インターネットによって起こった。先日の近畿大学におけるホリエモンのメッセージはわかりやすかった。商品もそうで、ぼくらは、レコードがなくなることなんて、想像していなかったし、CDになったときには、こんなに小ちゃいの?とジャケット制作の面積が少なくなったことを残念に思ったものだ。そうしたら、いつの間にか、CDもなくなっちゃって、データになった。たしかに、欲しいものはこれなんだけど、そのデータもmp3が標準で、どうも勝手が変わってきた。いい音だの、原音がどうだのというより、アイデアがより重要になったとも受け取れる。ようするに、何が欲しいの?ということになってきているようだ。

いったいぼくらは何処を目指しているのか?人間はどこに行きたいのだろう?なんて、考えているうちに、世間の様子はドンドン変わっていく。 続きを読む

不敵なおめめ

喋りたい思いがある。ぼくも妻の声を聞きたいと思う。アーでもウーでもいいと思うのだ。しかし、どうも妻はその上を行こうとしているように思えてならない。今日は相変わらず不敵な目つきをしていた。

体をマッサージしながら、足の裏をガリガリした。そうしたら、何故か左手がものすごい動いていた。面白くなって、しばらくガリガリしていたが、あまりにすごい動かし方だったので、妻の左手をもって、妻の目の前に手を掲げて「ほら、見せてあげるよ。すごいんだよ、動き方が。」と言って、左手をみせてあげた。そして、本当にすごいね、すごいって言葉くらいしか出てこないけど、ほかにないんだよ。すごい、すごい。・・・って、声をかけていたら、まるで話をするように<あ><う>というような口の形をいろいろしながら、口を大きくあげようとしていた。これもすごい。

そういえば、昨日の口腔ケアのときも、ものすごく口をちゃんと開けていた。まぁ、ものすごくって言っても、基準がほぼ開かないところから見て、ものすごいという意味だから、普通に考えると、すごくない。・・・でも、すごいのだ。 続きを読む

やる気ありすぎ

昨日、病院へついたのは、言語リハビリがちょうど終わった頃だった。ベッドにちょうどもどしたところで、ぼくは到着した。言語担当のスタッフが「あ、ベッドに戻りましたが、大丈夫ですか?」とすぐ声をかけてきた。いつも、リハビリに立ち会った時には、そのまま二人で車椅子で散歩するからだ。「いいですいいです。今日も寒いし、ちょっと端座位をするくらいにしますから」と答えた。

「今日、車椅子にのったら、口をうーってやりながら、外の方に首を向けるので、お外に行きたいのかなぁ?って思って、玄関のほうまでいって、一枚ドア越しに外をしばらく眺めていたんです。でも、今日は体温が5度台だったので、外には出ませんでした」「そーですか、やる気満々ですね(笑)」 続きを読む

当たり、ハズレの法則

桜の季節をすぎ、そして雪。春の空も、秋にも増して気まぐれだ。今朝、雪を見て思い出した。あれは確かぼくが小学2年の頃だったと思う。4月のある日に雪が降った。ぼくは、なんとも思わなかった。どちらかと言えば面白いと思っていた。ところが両親が怒っていたのには不思議だった。まったくバカ雪が・・・などと、普段は無口の父が怒っているのでびっくりした。

ぼくはなぜ天気に怒る?怒っても何も変わらないし、怒るという行為に対して、まったく不思議だった。何故?何故?何故?・・・と、心の中で思っていた。 続きを読む

つんくよ桜よありがとう

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昨日は寒かったなぁ。今年のお出かけデビューは延期となった。しかし、せっかく多忙な孫のスケジュールをキープしていたので、孫と長男夫婦とおばあちゃんも来てもらった。外には寒くて出れなかったけど、いつもの2階から桜はまだ僕らを楽しませてくれた。

みんな、この時期にここで会うのは初めてだったようで、こんな角度で、こんな間近に桜を観れるなんて、ここが一番いいんじゃない?などと、とても喜んでくれた。妻は、外には行けなかったけど、2時間半程度たっぷりと、おばあちゃん同士、久しぶり会って、孫からもいい子いい子してもらって、息子や嫁の顔をまじまじと見つめて、とても楽しそうにしていた。どこまでもKYな僕も、さすがに昨日は、妻の笑顔がわかった。それくらい、楽しそうにしていた。

そして、今日は今度は暑い(笑)まったく、どうなってんだか、、、といいながら、今日も最後の花見だぜとお外に出た。もうかなり散ってしまった桜に、今年もありがとうと感謝をして、またねと声をかけた。来年はもっと、楽しい花見にしたい。

桜は、どれだけの人々を喜ばせるのだろう。。。。と考えていたら、妻が咳き込んで、病院の中にもどりたいという。たぶん、そんな雰囲気なので、もどるの?と聞いてみると、<う>っていう。そうか、花粉か風か?よくわからないけど、妻の命令には従わざるを得ない。サラリーマンは卒業したが、妻からの指令には逆らえない。元気な頃は逆らってばかりいたのに、不思議なものだ。

病院に入り、入り口の待合室フロアーのテレビで、つんくの話題をワイドショーがやっていた。 続きを読む