月別アーカイブ: 2014年11月

僕たちのルール

僕たちのルール

先日、柴田先生が来てくれたときに、妻は僕に筆談が出来るようになってほしいと言ってきた。それも、そろそろ出来るようにならないと、かわいそうだからだという。。。。ったく(笑)その時、柴田先生の筆談のやり方を習い、なんだか少しだけきっかけがつかめたように感じた。鈍感人間ベムな僕は、そう簡単にはいかない。しかし、妻からの指令であれば、インポッシブルなミッションにもトライしなくてはならない。何故か?・・・それは僕たちのルールだからです。

そして、そんな時に、かっこちゃんからも、メールをいただき、二人が筆談で話されるといいと願っていますと、ドリカムの「何度でも」の歌詞「10000回だめでへとへとになっても10001回目に何か変わるかもしれない」というエールをいただきました。

そうだよな。これ「僕たちのルール」だよな、、、と思って、昨日も今日も、筆談練習をやっています。○×はわかる瞬間があります。10回のうち1回くらいは、当たっているだろうと思います。しかし、この練習はぼくもですが、妻はもっと疲れるようで、20分もすると、ヘトヘトのようです。しかし、妻も「僕たちのルール」の一員なわけで、ヘトヘトになっても、また明日続けてもらうことにします。

僕が妻に関連した歌詞を書いたのは、まだ妻が元気なときに「kokoro」というのを書いたのがはじまりでした。 続きを読む

シンクロニシティ

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昨日は一昨日と打って変わって、暖かく気持ちの良い昼下がりだった。「公園、行ってみる?気持ちいいよ。」と聞くと〈う〉と唇を軽く尖らせて返事をした。もちろんYESの意味だ。

今年の紅葉は特別綺麗に見える。街並みを眺めても、街路樹を見ても、とても綺麗。サラリーマンをやっていた頃は、忙しくて景色など見ても、感じることがなかったのでしょう。きっと心に余裕が出てきて、それが、尚一層、紅葉を綺麗に見せてくれているのだろう。

かっこちゃんの昨日のメルマガを読んで、それから、一昨日のを読んでいなかったから、読んでみたら、ポリス、いや、シンクロニシティ。テーマは障害者の「気持ち」「思い」についての話だった。柴田先生が来てくれた時の録音を書き起こしてブログにアップしたばかりだったので、まるで、すべてがリンクしているような気持ちになりました。 続きを読む

『この状態でもキチンと生きる』妻の挑戦

11月15日の夕方、柴田先生が来てくれました。妻は柴田先生がくることを待ち望んでいましたので、とてもすごい話しになりました。柴田先生はいつものように、ベッドサイドに入ってくるなり、すぐに会話がはじまりました。ぼくは、ああ、もう話し始めている・・・早く録音しなくちゃと思ってiPhoneを手にしたら、妻は、ぼくが言葉を書き起こすことが大変だろうから、本当に大切なことだけ録音してくれればいいからと、言っていました。妻は、どうも『障害とともに生きることで得た心のありかた=典型的な考え方』を伝えたいと思ったようです。

では、妻の指示通り、そこだけ書き起こそうと思います。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

妻:ここから録音して下さい。 続きを読む

Mission: Impossible

久しぶりに、頸椎ヘルニアが暴れ始めて、書きたい事はたくさんあるのに、PCのキーボードが使えない日々が続いた。やっと、痛いながら、キーボードを叩ける程度になりました。痛みというのは警告ですから、無理はしないことにして、ブログをお休みしていましたが、そろそろ軽めにブログ復帰をします。

ここのところ、熱を出したり、ものすごく低体温だったりと、体調が安定しない日々の妻だが、今日は積極的に端座位をやるというサインが来た。「端座位やる?」と尋ねると、今日は意識的に口をとがらせて<やる>という意思をはっきりと示してくれた。口が動かせることは最近は少ないが、今日は頑張ってくれた。

端座位をとりながら、右手をとったら、親指に力がはいって何度もスイッチを押すように感じた。力がはいるといっても、ほんの微かな力だけど、はっきりと押していることがわかる。これはすごいことだ。なんども、繰り返して押してくれるから「すごい!じゃぁね、今度は、この指をストップできるかい?」と話しかけると、これはうまく止まらない。「そうか、まだコントロール出来るまでは行っていないのだね。しかしね、まず親指でプッシュする力を手に入れた。いっぺんに、何でもかんでも出来るようになることは難しいよ。だって、ここまでくるのに、4年9ヶ月かかってるんだぜ。でもね、ストップするほうが、きっとやさしいよ。押せるようになることが、とっても難しいんだ。だから、押すことが出来れば、今度はストップする練習も、自主トレしておいてね!楽しみだよね!」そう話しかけたら、睨み返された(笑)

この「睨み」がくせ者で、僕にはこの意味がよくわからない。<そーね>と言っているのか?<がんばったんだから、もっと褒めなさい>と言っているのか?<いい加減なことばかり、いってるんじゃないよ、まったく>と言っているのか?本当に、意味深な目をするのだ。

ここのところ、書きたいことはとてもたくさんあるのだけど、まだ右手がうまく動かないので、今日は軽く、復帰第一弾でした。とにかく、近日中に柴田先生が来てくれた日の妻からの言葉を書き起こしたいと思っています。なんというか、ちょっと妻に失礼な言い方なのですが、彼女は倒れてから、頭がよくなったように思います。ぼくはもう少し頭のわるい人と結婚したつもりでいたので、柴田先生を通して語られる妻の言葉には、いつも驚かされます。体がどこも動かないという体験が、思考を深くしたのでしょうが、まるで人生の先輩のようなところまで行っているように感じます。

そう言えば、柴田先生に筆談の手ほどきをうけました。まだ、まだ、相変わらずわからないのですが、少しきっかけだけわかったような気がしました。でも、一人でやってみると、やっぱりわからないのです。しかし、やっぱり言葉がほしい。妻は柴田先生経由で、レッツチャットはまだ難しいと明言していた。それより、僕にそろそろ、筆談が出来るようになってほしいとも言っていた。ぼくはとっくり諦めていたのに、Mission: Impossible〜まさかの指令がやってきた。でも、今のままでは、ぼくを睨みつける目の意味も、呆れているのか?感謝しているのか?笑っているのか?鈍感なぼくには、やっぱりわからない。やっぱり筆談が出来るようになりたいと強く思うのでした。

ドラマ好きの達人

僕がきたのはお昼頃。ぐったりしていたけどこの方、ちゃんと始めと終わりは挨拶を努力する。礼儀正しいこの姿勢には好感がもてる。しかし、すぐ目は閉じる。仕方ないよね。熱があるときには、僕らだってだるくて何もやりたくなくなっちゃうんだから、それはそうだと思う。

それにしても、テレビ好きだ。本当に、しっかりと興味があることにはお目々を開く。ぐったりしていても「さー、どうしようかな?この前の時代劇・ぼんくら、の続きみる?」とお伺いをたてると、瞬時に<う>と、回答がもどってきた。これは凄い事だ。いつの間にか「Yes or No」が自然にやりとり出来ている。これは、意識的に考えたときに出来るといいのだけど、動物の部分の、無意識の領域での神経の繋がりでは、スムーズに反応出来るのです。これを、訓練のように、意識的に動かそうとすると、口はうまく動かない。 続きを読む

セルフバックドロップキック

今日は、まぁまぁな顔をしている。外に出るには寒いから、横向きマッサージのあと端座位をすることにした。端座位のときに、足の下にバランスボールを置くのだけど、今日は、今まで一番、力強いキックをお見舞いされた。両足でジャンプするように足に力を入れるので、当然、真後ろへ倒れるような力が働く。ちょうど背中を左手でがっちり支えていたからよかったものの、ヘタしたら真後ろにドーンとひっくり返すところだった。その位、力が強かった。

嬉しいやら、ドキドキするやら。まったくこの人、けっこう度胸があるというか、すごい賭け事をする人だなぁと呆れる。もしかしたら、ちゃんと僕の体勢を見極めて、このタイミングなら、この人なら支えられるでしょうと読み切って、ブチカマシている可能性もある。試されているのかもしれない。そうであれば、今日までは合格しているはずだ。

端座位の体勢をとると、しばらくして目をとじてしまった。疲れたのかな?と思って、そろそろ横になろうか?と言うと、パッと目をひらいて<まだ大丈夫>というような表情だ。それで、端座位を延長して、でもまた目を閉じる。なんなんだろうな。目をあけてくれていたほうが、僕は面白いのだけどな。。。などと思いながら、端座位を終えた。 続きを読む

Thank You

この病院は毎月1回、土曜日にイベントがある。今日は文化祭と称して、みなで歌をうたい、サルカニ合戦の紙人形劇があった。歌ううたはいつも童謡だ。たまには演歌を歌いたいと思っている先輩たちもいるだろうと思うのだが、童謡というのはいい、いい選択だろう。

誰しも通ってきた歌だから、それぞれ小学生の頃に歌った記憶とかがあるのではないかと思う。今日は季節の歌ということで「紅葉」だ。明治44年に発表されたというこの曲は、なんとも清らかな気持ちになる不思議な歌だ。ヤマモミジを見ながら、その風景を写し取った歌詞は、そこに大きな感情の動きはないが、当時の自然豊かな美しい彩りが、山の裾野も、水辺にもといったことを思わせてくれる。ただ、そこにある景色を切り取って言葉にしただけだから、美しく感じるのだろう。そこに、奇麗だとか、美しいとか、個人的な感情を入れないことが、澄んだ空気に彩る木々の紅葉を感じさせてくれるのだろう。不思議なものだな。サルカニ合戦のところは、部屋があたたかすぎて、いつのまにか眠ってしまった。妻はしっかり起きていたようだ。イベントがおわって、ちょっとだけ公園に出て紅葉をみた。
IMG_2867 続きを読む

次のお出かけ、計画中

一昨日は、妻もスタレビのコンサートを見れて大興奮だったのだろう。朝から晩まで、しっかりと目をあけっぱなしで、病院にもどってきた頃には、両目とも赤く充血していた(笑)それほど、刺激的な一日だったのだろう。とにかく、お出かけはとてもいい刺激になることは確かだ。

しかしその反動だろうか?昨日も今日も、午前中は久しぶりの発熱で、酸素量がやや少ない。無理することもないので、昨日は軽く端座位をやってからテレビ。今日は、午後まで熱があるので、マッサージを丹念にして、頭や背中をうちわで扇いで、少し気持ち良さそうになったところで、ベッキーがゲストの家族に乾杯を見ることにした。

今日、来たときには、熱でちょっとぐったりしていて、目も空きにくかったけど、今はしっかりとテレビを見つめている。なんというか、人間の動物的な興味というものは、どうしょうもない正直な反応を引き出すものだ。やらなきゃいけない、わかっちゃいるけど、つまらない授業は眠くなる。先生が悪い訳でもないし、頑張ってるから、こっちもちゃんとしないと、、、と思っていても、やっぱりつまらないと眠っちゃう。そんな時に、サラッとゲストが入ってきて、それが美人だったりすると、それだけで目はさめる。これは、きっと男も女も変わらない現象だろう。 続きを読む

Get Up My Soul

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昨日は、妻をつれて中野サンプラザにコンサートを見に行った。この写真は、コンサートが始まる約10分前の会場の様子だ。約2200席の会場は2階席までびっしり満員になっている。そしてぼくらのいる席は、なんと上手最前列の席だ。僕も妻も最前列でステージを見のは、生まれてはじめての経験だ。

このバンドのライブは、妻と何度も見に行っている。スターダストレビューという、日本屈指のライブバンドのステージだ。ぼくがこのバンドのディレクターをしていたのは、むかし、むかしの話。『昔』×2回でおおよそ20年前のことになる。 続きを読む

西へ東へ

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おばあちゃんの50年祭のお墓参りへ九州へ行ってきた。わが家のお墓は、なかなか古い時代もあって、その上、それが誰だかわからない。たとえばこのお墓、釈妙西さんはこの法名しかわからない。江戸時代、11代将軍家斉の文政5年(1822年)に建てられたお墓だ。文政、天保、嘉永、明治、昭和の墓がある。年号が石に刻まれていないお墓もいっくつかあるから、それが大正時代のものかもしれない。

わかって何になるものでもないが、こうやって祖先が生きて、そして僕らがいると思うと、不思議な気持ちになる。
今回は、わからないままだけど、葬儀をとりしきったお寺を探して、過去帳をしらべればもっと詳しく、年や名前がわかるかもしれない。そのうち、この作業にも取りかかろう。しかし、今はまだ、妻のリハビリとそろそろ自分の仕事も再開させることが先決だ。しかし、この祖先調べはかなり面白そうだ。これは将来の仕事にとっておこう。

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東京から900kmくらいだろうか、熊本の夜明けは東京より30分ほど遅い。鳥たちもねぼすけで、6時50分に声が聞こえ始めた。旅館で朝風呂にゆったりとつかり、夜があけてきて、鳥の鳴き声がしはじめる。なんとも贅沢なものだ。父方の墓を参ってから、母方の墓参り、そして親戚めぐりをして、阿蘇をまわり、由布院へ一泊して、ここから妻の母親の見舞い、おばさんの墓参り、おじさんのお見舞いと、墓参りと温泉とお見舞いの旅からもどり。今日は、久しぶりにゆっくりと病院にいる。

一昨日、妻を車椅子にのせ、いつもの公園にでて日向ぼっこしながら、新しい仕事の話を電話でしていたら、やたらと妻が首をふる。なんだろう?と思っていたが、どうも、、、<あなた、仕事があるなら、はやく行きなさい>、、、ということのようだ。<わたしは、大丈夫だから、やるべきことをやりなさい>・・・と言われているようだ。

そりゃそうなんだ。たしかに、一昨日は、午前中はあやや師匠に三味線のお稽古をつけていただき、それから病院、そしてそのあとに打ち合わせが3本はいっていて、昨日は、小松崎いつ子さんのディナーショーのお手伝いと、バタバタしている毎日だ。だけど、僕を追っ払わなくてもいいだろう(笑)

今日も、久しぶりの横向きマッサージのあとに端座位をとってみたら、またまたさらにパワーアップしている。座らしたら、足をビーンとのばし、自分で運動してみせてくれた。手の握力も強くなって来ている。右手は手首のあたりの使い方がわずかにいつもとはちがう動かし方をしていた。これも新しい動かし方だ。日々、微妙に、進化していっているのだ。

そう言えば、先日、ユニクロにつれていって、帽子を選んだ。僕はてっきりおばさんなんだから、グレーだろうと思って、そちらを買おうとしたら、思いっきりちがうというアクション。そして、黒いほうに首をむけて、唇とツンと尖らせた。<ちがーう。あなた、こっちよ、こっち。わかってないのねー、黒のほうだよ!>・・・って聞こえた(笑)この話を、三味線のお稽古のあとに、あややに話したら「当たり前です。黒です。」とピシャリとやられた(笑)
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さーて、明日は中野サンプラザへいく。妻とコンサートへいくのは、何年ぶりだろう?こんなことも出来るようになったと思うと、本当にうれしい。お出かけ白雪姫なんて、夢にも考えていなかったのに、宮ぷーとかっこちゃんの大冒険を見ていると、いつのまにか、自分たちも出来るようになっちゃった。

明日はコンサート!
うれしいな。