月別アーカイブ: 2013年4月

独り言

僕は、妻の足をマッサージしながら、リハビリを眺めていた。

「安全」と「挑戦」、とても両立が難しい、この両者の言葉。しかし、「安全」を意識しながら「挑戦」をしたいのだ。その挑戦する範囲、レベルというものを決定するのが医学の常識というものだろう。でもその常識は本当か?

http://sandgem.blogspot.jp/2013/04/blog-post_26.html?m=1

常に常識は変化する。それは、当たり前と思っていた思い込みが医学の世界にだってある。地球がまるいと言って殺された歴史だってあるのだ。それは大袈裟でしょう。はい、言いすぎました。

問題は、その常識を検討し始めると、システムが崩れるところにあるのではないか。そうなると、多くの患者さんを助けるための、今、回っているシフト、経済、考え方だと足りない問題が出てくる。上手く行っているのに、ワザワザ問題を持ち込まれるのは何処だって迷惑だ。誰だって家族のルールがあるのに、よその人が急に別のルールを持ち込んできて、家にズカズカ上がりこまれたら、それは困るし嫌に決まっている。

しかーし、例外はあってもいいじゃない? 続きを読む

生命力

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アスファルトとドブの隙間から、草花がひょいと顔を出す。無理をしている風もなく、とても自然体である。この花の種はどこからか飛んで来て、たまたまこの隙間に引っかかったのかな?絶妙なタイミングで雨が降り、発芽してその根っこが土を捜してアスファルトの隙間をかき分けて、土を捉えたというわけか。アスファルトの厚さはどれ位なのだろう。 続きを読む

そうは問屋が卸さない

やっぱりな。
僕がいけませんでした。
ごめんなさい。。。。

一昨日から始めた端座位、昨日書いたように見切りスタートしたわけです。きっと看護師さんに相談したらNGとなるでしょうから、相談しないで見切り発車しました。しかし、それを見てみないふりをしつづけるほど、ここは悪い病院ではありません。もっとしっかりしたルールのあるリハビリ中心型の病院なのです。 続きを読む

上り階段式ハードスケジュール

かっこちゃんの1000本ノックを受け止める宮ぷーに感動し、昨日から僕たちも10本ノックくらいのトレーニングを始めた。身体をゆらしてぶらーんぶらーん(かっこちゃんは、オートバイとか言って、ベッドに座る宮ぷーを後ろから両足で挟んで、腕をつかんでブーンブーンとか言ってやっていたのですが、ぼくは大人なので、後ろから足ではさまないし、ブーンブーンとも言わないで、もう少しスマートにこっそりやっています)という運動や、ベッドでの端座位を10分行い、やっとそれから今までのメニューへと移ります。こっそりやっているとは言え、ベッドでの端座位はかなり目立ちます。廊下を歩きながらたまたま部屋の中を見る人は、みな一瞬「ぎょ!」っとして僕たちを見る。しかし、なんとなーく、見てみないフリをして通りすぎて行く。 続きを読む

きかん坊とハーレム

白雪姫プロジェクトに出会ったのは3月24日のことでした。かっこちゃんの講演会での「どんな状態でも人間は必ず回復する力をもっている」「奇跡は奇跡じゃない」という宮ぷーのこの4年を背景とした、骨太方針メッセージに感動し、その夜、かっこちゃんにメールをし、それがきっかけとなり、28日には白雪姫プ ロジェクトメンバーとして、このブログを立ち上げました。ブログスタートをきっかけにして「妻が倒れてからの3年間」を振返ってみたら、気がつくと3週間が過ぎていました。そして4月19日、20日と今度は、かっこちゃんと宮ぷーに会いに行ってきました。白雪姫プロジェクトとの出会からのこの1ヶ月は、予想もしなかったことの連続で、僕の人生の中でもかなり笑えるスケジュールです(爆) 続きを読む

“習性” か “変態”

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家でテレビを見ていたら、途中からだったけど、なんと、一昨日母が消去したフィギュアスケートのエキシビションの再放送をやっているのを見つけた!これはすごい!と思い、途中からだったけどすぐ録画した。それをそのまま、見てしまって、その後、コロンボを見て、その後、スケートの番組を45分程度に部分消去して、DVDしたので、今度はSMAPに頼らなくても大丈夫になった。

そう言えば写真を変更しました。 続きを読む

にんじん大作戦

毎日スタートは順調だ。ちょっと、動きが小さくなったように思うけど、しっかり 「い」 と口を横にして次に 「く」 と口を突き出す。はい、もう一度! 「い」「く」。

「はい良く出来ました。今日は、車椅子にのる前に、話し合いたいことがある。昨日思ったんだけど、もっと真剣にリハビリに取り組んでもらいたいんだ。もちろん、一生懸命やっていたことは知っているよ。でも、昨日のアプローチはダメだ。なかなか思うように行かないから、もうやりたくない、って思っているのかもしれない。それもわかる。でもね、僕たちのルールを覚えているだろう? これは僕も、息子たちも、そして清美もあきらめないって事なんだぜ。」・・・と、一発かましてやった。 続きを読む

ベッドサイドからの景色(19)

「ベッドサイドからの景色」と題して書き始めた、この3年の振返りはこれでおしまいです。今、3冊の手帳を見ながらそう思いました。細かいことはまだまだたくさんありますが、大きく振返るとこれでいいと思いました。何日書き続けたのかな?と数えてみたら、ちょうど今日で20日間でした。振返りは1週間くらいで終わると思っていましたが、約3週間ここまでの3年を毎日考えていました。それで一つ気がついたのですが、全てが何かに向かっているように思いました。最終的には、僕も妻もこの世を去るわけですが、それまでにやるべき事を、一つ一つ経験しているように感じました。 続きを読む

SMAP恐るべし

今日も、僕の顔を見るなり「い」「く」と唇を横にしてから、突き出した。最近気になるのは、その動きが小さくなってきている事だ。なんか、ラクしているのか?あるいは、うまく出来ないのか?よくわからない。車椅子に乗ると、妻は目的を果たしたのでもう口を動かしてくれない。どうも、これは効率的というか、なんというか・・・。

とにかく、車椅子でいつもの公園へ行って特訓だ。今日は特訓の前に、溝呂木梨穂さんの詩集「私の私らしさを見つけたよ」の朗読をした。この詩集は素晴らしい。 続きを読む

ベッドサイドからの景色(18)

2011-2-27
「僕たちのルール」

現在の病院に来てから、僕は言語聴覚のリハビリを見学することがとても好きでした。妻は徐々に「あいうえお」の練習など、少しづつ口を動かすことが出来るようになって行きました。僕は「すごいすごい、もっともっとどんどん色々な事が出来るようになるよ」と毎日声をかけ続けました。しかし2011年のある時期から妻のリハビリに積極性を感じなくなりました。なかなかうまく行かないと感じたのか?どこか諦めてしまったように動かなくなってしまいました。この時、声をかけ続けることの大切さ、必要性を強く感じるようになりました。 続きを読む