もっといけるだろう? それでいいの?

今日はちょっと熱があったが、横向マッサージをしながら、背中にこもった熱をとり、団扇で背中に風を送り込んだり、頭をあおいで冷やしたりと、ほんの15分程度で37度になった。よし、これで車椅子にものれるだろうと、早速、車椅子にのって外にでた。一階の売店で「アイスたべる?」と訊ねると、目を閉じたまま<う>とした。かっこいい。ゴッドファーザーのマーロンブランドの指示の仕方とイメージは同じだ。

ところがアイスは、一口だけ自分から口をあけたけど、あとはいらないと首をふる。おかげさまで110g (244kcal)は、ぼくの脂肪に蓄えることになった。きっと、今日は今ひとつ調子が上がらないから、嚥下に不安を抱えているのかもしれない。

木陰で爽やかな風に吹かれながら爪を切ってから、指談の練習をした。しばらく練習をサボっていたから、妻は「へー」というような顔をした。この「へー」は、「へー、まだ諦めてないんだ。びっくりー、がんばってねー。」というような意味での「へー」だ。

わかったような気がする瞬間はあるけど、どうも難しい。何が大変かといえば、この中腰である。腰がきつくなるのが、意識の集中を妨げる。などと、言い訳をしながら終了。

もどってきて、歯磨きをして、今は昨夜NHKでやっていた「Michael Jackson」のアナザーストーリーを見ている。長男がまだ1歳の頃だったから、もう28年前になるのかな。横浜スタジアムに2人で見に行った。あれはBad world tourだったかな。その数年後の、Dangerous world tourも一緒に見に行った。このテレビ番組は、ムーンフォーク誕生秘話みたいなものだけど、妻にとってもヒット曲はもちろん、ムーンウォークや、ゼログラヴィティも、印象的で楽しめるだろうと思ってもってきたが、なんだかThis is itを見せたときより、一生懸命見ているように思える。

そういえば、ディズニーランドが出来て、3D映画館はマイケルだったな。座席は入り口側から人の並び順で入って行き、ちょうど真ん中の座席だった。右にも左にも移動できない。まだ長男が1歳のころだったから、いやな予感がしたが、うまく眠っていた。映画がはじまった!ものすごいすばらしいサウンドで、よく覚えていなけど、たぶんあれは音もサラウンドだっただろう。ドーンと大音量のアタックがあって、そこからミステリアスな事件が起こりそうな、怪しげな音楽がはじまった。その次の瞬間、赤ちゃんであった子供は起きる。もちろん、その次に赤ちゃんがやるべきことは一つだ。「びぇぇーー、びぇぇーー、びぇぇ〜〜ん!!!」と映画のサウンドに負けないほどの迫力で泣き出した。ぼくは妻の耳元で「おっぱい、おっぱい!」と叫んだ。映画館の中はまっくらだ、とにかく赤ん坊の口をふさぐしか手はない。妻は躊躇することなく、おっぱい大作戦を敢行し、ぼくらは冷や汗をかきながら、生まれて初めての3D映像を楽しんだというわけだ。

きっとこんなことも、思い出しているのかもしれない。
いつもこうやって、番組をDVDRにしてもってくる。熱があるときや、低体温のときは、調子がわるくて目を閉じてしまうこともあるんだけど、こうやって、イメージしていた表情を引き出せるのはとても楽しい。案の定バッチリ気に入って楽しんでいるようだ。

マイケルの振り付けをしていてたトラビス・ペインは、マイケルからある言葉をもらっていた。

トラビスへ
限界なんてない
どんな山も登れる
君の理想を信じて突き進め

すごい言葉だな。まるで、宮ぷーとかっこちゃんのようだ。
トラビスは、今でもダンスにたいして、マイケルからよく声をかけられていた言葉を思い出し、それに対峙して生きているという。

「もっといけるだろう?」
「それでいいの?」

なんとも、素敵な言葉だ。こういうことは、かならず、苦しいだけではつづかない。楽しさ、よろこびがあるから「もっといける」と信じてトライするのだ。そこにいくためにいつも自分に「それでいいの?」と問いかけるのだ。ぼくらも、常に何か楽しいことをし続けたいと思う。

外で二人で話をしていたときに「次のお出かけはママ(妻が若い頃働いていたお店のママ)に会いに行こう。どう?」と問いかけたら、目をつぶったまま<う>っとした。


もっといけるだろう? それでいいの?」への2件のフィードバック

  1. piti

    お久しぶりにコメントします。
    こちらも毎日粛々と病院で活動してます。
    まずは病院に着いて真っ先に車椅子で傾いた首を戻し、よだれを拭き、日付と天気を伝え、眼が開いてたら笑顔で手を振る。
    先方は至極真剣な顔でこちらを見ます。
    あまりに真面目な顔なのでふざけてる自分がちょっと恥ずくなるのですが、、。 
    瞬きが苦手なのでヒアロンサン0・3%とビタミン点眼。
    それからヒゲ剃るかを指談か瞬きで一応確認し、分からなければ私の気分優先。
    手でひげ剃りや歯ブラシを持ってもらい身繕い。
    仕上げに襟元にアロマオイルをちょんちょんと付けます。
    最近の私のチョイスはレモン。爽やかで女子看護師さんにも喜ばれます。男のたしなみです。時々鼻にも塗ります。
    次は蒸しタオルで顔のマッサージ。男子なので一晩で顔が脂ギッシュやし、いつか笑顔になれと強めのマッサージ。
    最近の話題を話しながら足湯と手浴。
    気持ちいいことでごまかした後には足指、手指を鬼の揉みほぐし。絶対痛いはず。
    車椅子の角度を倒して両腕を引っ張り上げ、ゆらゆらタイム。
    そんなことをしている間に鼻からの昼ごはんは終わってます。緑茶とにんにくエキスを流して終了。
    そのあたりで私も一旦座って携帯でキャンディーソーダゲーム。課金はしないポリシーがあるのでライフは5つ。
    数分で休憩終わり。
    おしっこを聞いてみて、尿器をあててみると結構意識して呼吸を大きくしだしてくれたり、、。前開きに改造したパジャマやと、男性はオシッコ取りやすくて便利です。
    急性期病院なのでちょこっとリハビリ室に出頭しベッドへ帰還。
    70キロで重たいですが腰を雑に振り回してオムツ交換。
    今度は足腰のストレッチ。腰を左右に動かして体幹を鍛え、痛いとこまで脚を上げたり。
    私もヘタレ込み主人に倒れ休憩。レモンの香り、あぁ男のたしなみ。
    次に私があぐらをかき主人を股枕。足を肩甲骨に潜らせて肩と首の甘やかしマッサージ。そんな折主治医の先生が来ても私は股枕のままトーク。
    仕上げに脇をおもっきりくすぐります。肋骨の間に指をゴリゴリに入れるようにすると主人の形相が変わり、ムンクの叫びのよう、、。しかし彼はくすぐったくて笑ってるはずで、人間笑うのはいいことやからこれは虐待じゃないのだ。
    そんなこんなで夕飯前、そこから手首を動かすや、指を動かす、の実験と練習。
    必ず「できる。」と唱えてからやるのが私たちのルール。
    DVD鑑賞は長渕がメイン。主人が好きなので観てもらうんだけど熱い歌詞は今こそ私たちに響きます。

    決めるのは誰だ?やるのは誰だ?行くのは誰だ?
    そうお前だ!お前が舵をとれ!お前がいけ!お前が走れ!お前が行くから道になる!
    前へ前へ前へ前へただひたすら前へ突き進めばいい!
    わかるかわかるか!お前が決めろおまえがしっかり舵を取れ!

    生きて生きて生きて生きて生きて生きて生きまくれ!! 

    つまりウチは体育会系スポ根リハビリです。

    返信
    1. t.nishijima 投稿作成者

      素晴らしいです!
      最近、アクティブブレインという記憶講座に行きました。
      そこで、手に入れたかったことは記憶術ですが、それ以上に、脳の使いかたを習いました。
      誰もがいくことではありますが、前向きであれということですね。
      それは、脳への指令としては、とても効果があります。
      前向き、マイナス言葉を使わない、自分の運のよさを信じる・・・これは、そう思うことで
      みつかる景色があるという意味で、たとえば、運が悪いと思っていると、親への感謝さえ忘れがちになります。
      ずいぶんと、ありがたい運のいいことがあるのに、それを見つけることができないのです。
      それに、約束を守って、倫理性の高い人生を送ろう、そうじをしましょう、今を生きよう、
      笑顔でいよう、人の話を聞こう、夢をイメージしよう、そのイメージを人に話そう、
      行動にうつそう、憧れの人がいたら、そのマネをしよう、ありがとうと言おう、人のせいにしない、
      素直な心、ご縁を大切に、目標に期限を決めてクリアしていこう、、、というようなことを教わりました。
      この20項目を、メモをみずに話をできるように記憶する方法を覚えたのです(笑)
      おもしろい講座でした。

      男っていうのは基本単純にできています。
      女性から言われると、かっこ悪いところ見せたくないのです。
      なので、かっこちゃんのスパルタリハビリは、笑顔と笑い声と、スパルタメニューで
      宮ぷーはたまったもんじゃなかったと思います・・・ていうか、今もかもしれませんが(笑)
      そんなわけで、男はお尻をたたかれ、ほめられ、やさしくされて、どこまでも木にのぼります。

      そういえば、あの真面目くさった顔、たまには笑かしたいですよね。
      ぼくも、いつも「ハイ、今日の気分はどう?」なんていって、はじめますが、
      あの真面目くさった目で睨まれると、もっと笑ってくれない?って思ったります。
      しかし、これは今のところ仕方ないですね。顔の筋肉をほぐしながら、笑顔をつくれるように
      リハビリをつづけていきましょう。

      ぼくも、今のぼくらには意味があると思っています。
      それは、妻はとても大変なのに生き残って、ぼくを鍛えてくれていると思っています。

      70キロを相手にするのはとても大変だと思います。
      力をつかわない技をしっかりと使ってください。ぼくみたいに、中途半端に力があると、
      力のほうが便利で、そちらをつかってぎっくり腰となりますので。

      マイペースで、長渕さんの歌で情緒をかきみだして、やる気をだして、
      楽しみながら、長いみちのりを、歩いていきましょう!

      返信

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