つんくよ桜よありがとう

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昨日は寒かったなぁ。今年のお出かけデビューは延期となった。しかし、せっかく多忙な孫のスケジュールをキープしていたので、孫と長男夫婦とおばあちゃんも来てもらった。外には寒くて出れなかったけど、いつもの2階から桜はまだ僕らを楽しませてくれた。

みんな、この時期にここで会うのは初めてだったようで、こんな角度で、こんな間近に桜を観れるなんて、ここが一番いいんじゃない?などと、とても喜んでくれた。妻は、外には行けなかったけど、2時間半程度たっぷりと、おばあちゃん同士、久しぶり会って、孫からもいい子いい子してもらって、息子や嫁の顔をまじまじと見つめて、とても楽しそうにしていた。どこまでもKYな僕も、さすがに昨日は、妻の笑顔がわかった。それくらい、楽しそうにしていた。

そして、今日は今度は暑い(笑)まったく、どうなってんだか、、、といいながら、今日も最後の花見だぜとお外に出た。もうかなり散ってしまった桜に、今年もありがとうと感謝をして、またねと声をかけた。来年はもっと、楽しい花見にしたい。

桜は、どれだけの人々を喜ばせるのだろう。。。。と考えていたら、妻が咳き込んで、病院の中にもどりたいという。たぶん、そんな雰囲気なので、もどるの?と聞いてみると、<う>っていう。そうか、花粉か風か?よくわからないけど、妻の命令には従わざるを得ない。サラリーマンは卒業したが、妻からの指令には逆らえない。元気な頃は逆らってばかりいたのに、不思議なものだ。

病院に入り、入り口の待合室フロアーのテレビで、つんくの話題をワイドショーがやっていた。

そこで、ちょっとテレビを見た。また咳き込んだから、病棟にもどり吸引をしようとおもって、「もどる?吸引したほうがいいんじゃない?」・・・と、聞いてみると、首を横にふった。そこで、背中をたてて、トントンとして、、、「んじゃ、自分で出せるんだから、タイミングだよ、ちゃんと息すってから、タイミング、タイミング。。。」と声をかけながら、背中を叩いていたら、自力でカニューレから痰を出すことができた。すっきりして、しばらくワイドショーを見ていた。

僕はシャ乱Qの売れない時期から、最初のミリオンヒットまでのレコーディングディレクターを担当していた。シングルベッドがヒットしたのは、もう20年以上前のことだろう。つんくのことは、妻にだけは話をしていたから、きっとワイドショーを見てすぐ気がついたんだろう。

ぼくが担当していた当時は、まだインターネットはまだみんなが使うという状態ではなかった。だから、詞のやりとりなどはファックスだった。だから、ぼくの自宅に、みんなから詞のファックスが届いていたりという日々だったから、当然、妻もそれを目にしている。携帯電話もまだもっていなかったから、家の電話で打ち合わせをしていたりしていたから、当時のことは、はたから見ていても、なんとなく流れがわかったんじゃないかな。そんな彼が声帯を切除した。きっとつんくの困難と、自分の困難をかさねあわせたりしているのではないかと感じた。それくらいテレビをものすごい真剣に見ていた。

テレビはロビーの上につるされている形で設置されている。ぼくは、妻の目がこんなに意識的に、ここまで上を向けるのかと驚きながら、車椅子の背もたれをすこし倒して、テレビを見やすいようにセットしなおした。今はこうやって、自分ができることが増えているから、誰がみても、音を理解している。意識があって、言葉を理解していて、わかっている人なんだ・・・と思ってもらえる。しかし、それは最初からそうだったんだろうな。ぼくは、そう思っていたし、今でもそう思っている。

つんくは大丈夫だよ。もちろん落ち込んだだろうし、とてつもなく大変な選択だっただろう。でも、もう決めて、実行して、その上で人前に立ち、人生としての後輩たちの前に姿を現して、後輩へメッセージを、エールを届けている。今の現実をちゃんと利用して演出している。そうだよな、つんくだもんな、そうじゃなくっちゃな。

常に前に向かうってのが、ぼくら人間のあり方なんだろう。何が起こっても、生きて行くってのは、そういうもんだろうと思う。妻もきっと、そんな風に感じているんじゃないかなって思った。つんくの話題は終わり、じゃぁ、そろそろもどろうか?って聞いても、首を横にふる。あらそう、まだいるの?って聞くと、聞き終わる前に<う>・・・あぁ、これは反射だな。こんなにスムーズに出来るはずがない。こいつこんなにワイドショー好きだったのかな?でも、刺激をうけたんだろう。いいことだ・・・と思ったら、つづきはあの浪速の政治家さんの話だ・・・、これ見なくていいと思うよ・・・と話したけど妻はまだここにいるという。。。で、紳助さんの話があって、米倉さんの話があって・・・、、、はい、タイムリミット、今日は夕方からリハビリなんです。言語リハビリ、がんばるぞー、がんがってねー!・・・ということで、ワイドショーを終えて、リハビリとなった。

これがまたリハビリがよかった。やっぱり、いろいろな形で人は刺激をうける。今日のリハビリ効果の一番は、つんくの生き方だろう。確実に妻は刺激をうけて、それでがんばったのだろう。彼は自分が知らないところで、こうやって勇気を振りまくわけだ。つんくに「頑張れ」はいらないだろう、どうせ頑張るに決まっている。妻にまで勇気をありがとう!


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